待遇面よりも、大事なことを教えてくれた薬局

総合病院の門前の調剤薬局で管理薬剤師をしていました。業務内容は調剤、監査、投薬、在庫管理、マネージメント業務です。

大手のグループ企業に買収された小規模のチェーン薬局でしたが、社長を含め上司は30から40代で構成されており、フットワークが軽く、人員不足の時には部長や専務が自ら店頭に立ち、接客してくださいました。やる気に満ち溢れた上司と、薬剤師の将来を見据え、一緒に努力していけることはとてもやりがいがありました。

事務長の40代未婚女性の子育て中の女子社員に対する態度が恐ろしかったことです。育休や産休を取る社員は多かったのですが、パートで産休、育休を取る際は一度解雇扱いになるので、自主退職しろと迫ったり、産休に入っても働くように言ったりなどがあったことです。

現場の雰囲気はとてもよく、小さい薬局ながら在宅など新しいことにも、取り組んで行こうという姿勢があり、在庫管理に関してもスタッフも協力的でした。
総合的には働けてよかったと思っています。今は主人の転勤で離職することになりましたが、育休中の退職にも関わらず、最後まで育休を、満了してから年休消化をしてくださり、感謝しています。
職場選びの際に、尊敬できる上司や、スタッフと共に働きたいという希望はこれまで、特に考えたこともありませんでした。しかし、この薬局での勤務を経験することにより、そのことが給料や休暇などの待遇面よりも重要であるように思えるようになりました。
また、優秀な人材が集まる会社だからこそかもしれませんが、給料や休暇など待遇面に関しても不満なく働くことができました。