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外来調剤業務と在宅調剤業務の両立について

仕事の内容について

総合病院の門前薬局で、1日処方箋枚数250枚?300枚を外来業務と在宅業務を兼ねて対応していました。外来業務は内科、外科、脳外科、整形外科、小児科、皮膚科、耳鼻咽喉科、眼科、婦人科であり、近隣クリニックを加えると精神科、リウマチ内科も主たる科でした。外来業務と合わせて在宅業務も行なっており、主に総合病院の往診医の往診時の処方箋を対応する流れであり、個人宅と施設調剤(3種)を行なっていました。

やりがいを感じたことを教えてください

総合病院の門前薬局であったため、外来業務だけでとても回転が早く忙しい店舗でしたが、動きの無駄を見直すために業務マニュアルを作成等を行うことで、スムーズに行動することができました。他店舗からの応援者が来た際も、事前にマニュアルに目を通してもらうことで隔たりなく業務遂行することができました。

「こうだったらもっと良かった」と思うところを教えて下さい

外来業務と並行して、在宅業務も行なっていました。在宅業務は訪問医の往診ペースに合わせて処方箋を受け付けるため、急ぎで用意しなければならない薬や、時として緊急で医療用麻薬が必要となったり、と在庫管理や対応含めて難しかったです。また、人員確保も問題であり、急な対応で在宅に複数の薬剤師がとられてしまうと、外来業務の滞りにつながることも多くありました。
総合的な感想を教えて下さい
新人薬剤師として配属され、そのまま数年後に管理薬剤師として勤務を続け、結婚を機に退職しました。その数年のあいだに高齢化もすすみ、入社当時に比べて在宅業務が社会制度としても力を入れることになり、薬剤師としても求められる役割が非常に増えたと感じました。在宅業務はナースやドクターとの連携だけでなく、介護スタッフや患者家族とパラメディカルな人々との触れ合いが多いため、より一層、薬の知識のわかりやすい提供と周囲との協調性、家族への配慮が求められる職域になったと思います。また、外来業務でも医療費削減を目的とした残薬調節やジェネリック医薬品推進等、時代の流れでどんどんと新しい取り組みが必要となってきています。
いかにして、国の政策を患者さんの立場で理解できるように説明し、おとしこんでいくか。これからも変わらぬ課題だと思います。

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