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丸剤・錠剤の特徴や製法について〜代表的な剤形の種類と特徴4

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丸剤

日本薬局方製剤総則での定義は「丸剤は、医薬品を球状として製したものである」と記載されている。
丸剤は、漢方など伝統的な医薬品の剤形として古くから用いられてきた。

丸剤の特徴

丸剤は容易に成形でき、持ち運び可能な剤形であるが、均一に製することや大量生産に適さない。

丸剤の製法

通例、有効成分には賦形剤、結合剤、崩壊剤またはその他の適当な添加剤を加えて混和した均質とした後、適当な方法で球状に成型する。
さらに、剤皮または丸皮を施すことができる。丸皮としてデンプン、タルクなどが用いられる。

丸剤の容器

丸剤の保存は、散剤や顆粒剤と同様に「密閉容器」または「気密容器」を用いる。

丸剤の日本薬局方製剤試験

丸剤は、溶出試験法または崩壊試験法が適用される。

錠剤

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日本薬局方製剤総則の定義では「錠剤は、医薬品を一定の形状に圧縮して製するか、又は溶媒で湿潤させた医薬品の練合物を一定の形状にするか若しくは一定の型に流し込んで成型して製したものである。また、本剤は糖類若しくは糖アルコール類を含むコーティング剤で剤皮を施した糖衣錠又は適切なコーティング剤で薄く剤皮を施したフィルムコーティング錠とすることもできる。更に、適切な方法により、徐放錠若しくは腸溶錠とすることもできる」と記載されている。

錠剤は、固形製剤の中でもよく使われる剤形であり、最近は特殊な技術によりさまざまな機能を有するものが上市されている。
錠剤の一種であるトローチ(Troches)は日本薬局方において別に規定がある。

錠剤の特徴

錠剤の利点は以下のとおりである
◆服用しやすく、苦味、不快臭、刺激のマスキングが可能である。
◆計数単位で含量が正確で投与量が一定となる。
◆表面の刻印が印刷により識別しやすい。
◆腸溶性や持続性などの機能が付加できる
◆大量生産が可能である
◆包装がコンパクトで運搬しやすい

錠剤の欠点は以下のとおりである。
◆嚥下能力の低下している患者(乳幼児、高齢者など)には適さない。
◆同一成分量で異なる製剤設計・工程の場合、
 バイオアベイラビリティが異なることがある。

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