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飲食物と見かけが大事 – 薬学的管理や薬学的問診について4

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飲食物

果汁と薬の併用
飲食物は、塩酸フェキソフェナジン(商品名:アレグラ)と果汁との併用や、睡眠薬や抗不安薬とアルコールとの併用注意などがありますが、なるべく具体的に、例えば「薬の効果が落ちます」、「作用が強く出ます」といったフィードバックを返すようにするとよいでしょう。

保険の7項目としての飲食物は薬と併用した場合の注意ということになるかもしれませんが、もう少し広く考えて食事の影響や病気に対する食事のことにも触れるといいです。

例えば、NSAIDSでは空腹時を避けるといった指導に加えて、胃炎・胃潰瘍の8割はピロリ菌、2割がNSAIDSといったプラスアルファの情報が提供できるとよいでしょう。先ほどのトコフェノールニコチン酸エステル(商品名:ユベラNソフトカプセル)の食事の影響の話などもこうした話題と考えてよいでしょう。
 
 

見かけが大事

ネクタイ
何事も見かけは大事です。医師の中には患者さんとの距離を縮めるために白衣を着ないという人がいますが、薬剤師の場合は現在の段階ではしっかりした服装をするべきだと思います。

銀行へ融資の依頼へ行くのにTシャツで行く人はあまりいないと思います。やはり薬剤師は、しっかりした知識に裏付けされた専門職というイメージを作ることを今は大事にしたほうがいいでしょう。

男性はネクタイを締めるくらいのほうがよいと考えます。
調剤には、元々事務員が薬を集めていただけというイメージが高齢者を中心に広くあるようです。また医師への盲目的な信頼のため、薬剤師の話を受け付けないことも珍しくありません。今はそうしたイメージを払拭していく段階です。

保険薬局の薬剤師は、医師や歯科医師、看護師といったその職能が一般によく認知されている職業ではないということをまず肝に銘じて仕事をするべきです。患者さんから「自分が健康のことを相談するに足る相手」とまず認めてもらう必要があるからです。

人が相手を受け入れるまでの法則に有名な「メラビアンの法則」というのがあります。これによれば人が相手の話を受け入れるには4つの壁があるといいます。

第一の壁は服装や表情などの外見です。ここで55%決まると言われています。
次の第二の壁が立ち居振る舞いなどの態度で、第三の壁は言葉遣いなどの話し方です。この第二、第三の壁で38%決まると言われています。
最後の第四の壁が話の内容で、これが7%です。

こう見ると話の内容を相手が受け入れるかどうかは、その話の内容よりそこに行きつくまでに93%は決まってしまっているということになります。この比率が正しいかどうかやひいてはメラビアンの法則の解釈にも議論があるようですが、されはさておき、メラビアンの法則の中の話の内容を始めるまでの3段階の順序については、少なくともこの通りであると思います。

つまり、人と話すときに入ってくる情報は、まず外見、次が態度、そして言葉遣いです。だとすると確かに話の中身に行きつくまでの判断材料は、見た目や印象といった情報しかないということは事実だと思います。

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