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他科受診&合併症・併用薬 – 薬学的管理や薬学的問診について3

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他科受診&合併症

患者さんと会話
患者さんは他の施設からもらっている薬のことはあまりわからなくても、どこの病院へ行っているかについてはよく認識しているものです。
初回問診に記載してある場合は、それを手がかりに話をするのもいいです。

ただ総合病院だと患者さんの口から細かい診療科目を言われないことも多く、何科かわからないこともあります。こうした場合は、糖尿病の患者さんなら、眼科ですか?とか、あるいは高齢者に多い高血圧や骨粗鬆症といった病名を投げかけてみるのもいいでしょう。

重要なことは他科受診があるときは、それに対するコメントを入れることです。

何もなければ、「○○病院、最近改装しましたね」とか「○科○○先生は○○が専門ですね」ということでもよいのです。場合によっては、「○○病院へ行くバスは最近本数が増えましたね」といった世間話的なことでもかまいません。

ただ、本筋は薬学管理なのでその点は常に頭においておくことが必要です。

世間話でも患者さんとの距離を縮めるという意味では、それはそれで意味はあります。元々OTCの薬局から出発して処方箋を面で受けている薬局では、実に患者さんとよく話をされています。これはこれでたいへん貴重で重要なことだと思います。

ただ注意しなくてはいけないのは、薬局はスナックや喫茶店ではないということです。薬学管理から多少はずれるのはかまわないと思いますが、薬学管理を忘れてはいけません。意外と患者さんと会話ができていても、薬学管理ができていないというケースを見かけることが多々あります。

 
話を他科受診に戻しますが、まず最低限のこととして患者さんから引き出した情報に対して何らかのレスポンスをすることです。
そして特に注意する必要があるのは、病気の進行による合併症や副作用です。
合併症も高血圧や糖尿病なら患者さんに自覚がないこともあります。

単に患者さんからの情報を収集するだけでなく、モニタリングを工夫して薬剤師のほうから受診勧奨や前兆症状をうまく医師へ相談できるようなアドバイスをすることも大事な業務です。
 
 

併用薬

併用薬
併用薬は問題なければコメントしない薬剤師が多いようですが、大丈夫な場合でも必ず併用薬はOKと告げることが重要です。

薬局としての役割をアピールできるところでは貪欲にアピールすることが大事です。
あるいは、併用しているほうの薬の注意を指導するのもいいでしょう。

例えば、ビタミンE系の薬剤では大きく食事の影響を受けます。トコフェノールニコチン酸エステル(商品名:ユベラNソフトカプセル)を経口投与した場合、空腹時と食後で30倍近く血中濃度が違ったというデータもあるくらいです。

こうしたことを患者さんに話すのもよいでしょう。
血圧の薬でもグレープフルーツを併用していいものや悪いもの、コレステロール降下薬ではコエンザイムQ10などのサプリメントの摂取の有用性など、普段からこうしたちょっといい情報を集めておいて発信するとよいでしょう。

専門知識のうんちくはイヤミにならない程度であれば大いに語るべきだと思います。

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