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副作用と体調変化 – 薬学的管理や薬学的問診について2

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副作用

副作用を聞くのは難しいケースもあります。
かえって患者さんがその副作用を気にして副作用のプラセボ効果が出たりすることもあるからです。

あるいは閉じた質問で「吐き気はしませんか」と聞くと、人によってはこの薬は吐き気の副作用があるのだと思い込んでしまい、薬を飲まなくなることすらあります。
それでも伝えたほうがよい場合も当然ありますが、閉じた質問で副作用を確認するには相手の性格を考慮しなければなりません。

一つの方法として、閉じた質問の中にダミーの質問をいくつか混ぜて、それをいつも同じように聞くという方法があります。

血圧の薬の副作用の咳を見つけるときに「眠気、ふらつき、熱、咳など」とたくさん並べることも一つの工夫です。
こうすると種々ある副作用のモニタリングをしているという雰囲気を醸し出せます。

ただ最近はネットで情報があふれているので、患者さんの中には逆に知識だけは多いという方もおられます。若い方の場合にはあまり気にせずダイレクトに閉じた質問をしてもよい場合も多いです。
 
 

体調変化

体調変化
これも副作用と同じですが、痛みや便秘など具体的な症状がある場合はそれを聞けばいいのでしょう。「少しましですか」というような質問でもいいです。

鼻水や鼻づまり、目の充血といった相手の様子から症状の重さがわかるものや、あるいは抑うつ症状などのように返事が返ってくるかどうかが指標になるものもあります。表情や様子なども参考になります。

必ずしも会話による薬学的な問診だけが手がかりになるのではありません。

確かに行政の保険の指導では患者さんとの会話に重きをおいているケースをよく見かけますが、薬学管理という点では会話以外のことも大きな手がかりになりますし、またそれをおろそかにしてはいけません。

服装や顔つき、自分から声を発しているか、子供なら動き回っているか、じっとしているか、顔が熱っぽいか、だるそうかなどを観察すると意外と多くの情報を得ることができます。

鼻を洗ったあとは匂いでわかることもあります。あるいは採血をしていれば、何らかの検査をしたことがわかります。

「今日は何の検査でしたか?」と一声をかけるのも情報収集に役立ちます。
こうした情報も大事にしましょう。

また一見してわかるものに保険点数の項目を意識しすぎて、敢えて質問を浴びせると、相手に自分のことをよく見ていないのではないかと思われてしまうので注意が必要です。

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