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服薬状況・服薬アドバイス集 – 薬学的管理や薬学的問診について1

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薬学的管理や薬学的問診というのはどういうことをすればよいのでしょうか。
俗に7項目といわれる内容は、服薬状況・副作用・体調変化・他科受診・併用薬・飲食物・合併症です。
 

 
 

服薬状況

服用
来局の間隔が開いている、薬の日数が違うなどのデータがあるときには、まず「時々飲み忘れていませんか?」といった閉じた質問をします。
これは飲めていないことが強く推定されるわけで、こういう場合では相手がうなずきやすい質問の仕方を心がけます。

その上で、単に「服用してください」と返すのではなく、飲み忘れたときの対処を説明します。

例えば、1日1回の薬なら「思い出したとき服用してよいです」とか、その薬が食事の影響を受ける場合なら「朝食後に忘れたら昼食後や夕食後でもいいです」というように返します。あるいは、白内障の薬のピレノキシン点眼液(商品名:カリーユニ)のように効かないからとあまりささないという人もいます。

このように病気の進行を遅らせる効果を狙う薬や自覚症状の少ない病気の薬には、その傾向があるように思います。進行を遅らせることに意味がある場合は、そのことをよく伝えておくことも大事です。

ここでいくつかの典型例について、服薬のアドバイスを挙げてみたいと思います。
自分の薬局でよく使っている薬については、カンファレンスの際に事務の方も含めてみんなで知恵を出し合ってアドバイス集を作るとよいでしょう。
 
 

以下に服薬アドバイス集を例示します。

アドバイス

  • メチコバールのように食事の影響を受けないものであれば、時間で服用してくださいという指示をする。
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  • 点眼の場合、1日4回となるとさしにくいのも事実なので、毎食後と寝る前のようにタイミングを提案する。白内障の点眼のようなものであれば、まず1日2回を目標にするなど、できそうな目標を提示してみる。
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  • 自覚症状がない薬は忘れがちになるので、血圧やコレステロールのような薬の場合には、具体的なリスクの数字を挙げて指導する。血圧140mmHg以上になると心筋梗塞の発生率が2倍になるといった数字を示す。
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  • 分2の抗菌剤の場合は、2回になると菌をたたくための薬の濃度が足らなくなるといった話をする。抗菌剤は、耐性菌を気にするあまりきちんと飲まない患者さんを見かけるので、4日なり5日なり飲まないと菌をたたけないことや、きちんとたたかないとかえって耐性菌ができることがあることなどを説明する。
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  • マクロライド系抗生物質の低濃度の継続療法については、菌と抗菌剤の接触時間が必要という治療法の説明とマクロライド系抗生物質の炎症を抑える作用の説明も行う。
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  • 風邪薬などで症状を抑えるための薬は、症状がなければ大事な会議や試験時など眠気が支障となる場合はスキップするなどメリハリをつける指導をする。

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