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禁忌・併用注意・個人差 – 患者さんを症状からみる4

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禁忌・併用注意・個人差

個人差
禁忌・併用注意
禁忌や併用注意については目をひくところです。しかし単に禁忌や併用注意といってもいろいろあります。

薬物の相互作用でもレボフロキサシン(商品名:クラビット)と酸化マグネシウムのように時間をずらせばよいもの、ニソルジピン(商品名:バイミカード)とグレープフルーツのように時間をずらすといっても3日くらい影響が残るものや、あるいは前立腺肥大と抗コリン薬のように薬の相互作用というよりは患者さんの状態として注意が必要なものなどがあります。

目立つものや可能性の高いものについては、その理由までをよく理解しておくことが大事です。

個人差
薬には個人差があります。その個人差の幅を理解しておくことは重要な因子です。

例えばコレステロールを下げる薬で有名なプラバスタチン(商品名:メバロチン)のように、AUCが10倍ぐらい違う薬物もあります。
他にもこうした大きな差のある薬物や逆にもっと小さいものもあります。これらのことを頭に入れて服薬指導することが大切です。

薬物の個人差については、お酒に例えることができます。
お酒はビールをコップ一杯で真っ赤になって酔う人もいれば、日本酒一升飲んでも平気に見える人もいます。薬もこれと同じような個人差があります。
 
 

代謝・食事の影響

食事
薬物代謝がCYP代謝であるかどうかや腎機能の影響を受けるかなどは言うまでもなく大事な内容です。また腎臓や肝臓に異常があるかないかなどの薬学的問診は、薬をチェックしているという患者さんへのよいパフォーマンスにもなります。

食事の影響
薬が食事に影響を受けるかどうかは飲み忘れたときの指導の手がかりになります。

同じARBでもオルメサルタン(商品名:オルメテック)とテルミサルタン(商品名:ミカルディス)では対応が違う場合もあります。薬担規則が変わり、服薬状況の確認がこの規則の中に入りましたが、飲み忘れのフォローを行うことで服薬状況の改善ができることもあります。

このように添付文書やインタビューフォームを患者さんへの服薬指導という立場から読んでみることが大事です。

細かな字で様々なことが書かれている情報の海の中から必要な情報を上手く取り出して整理しておくことが、これからの服薬指導では大事なのではないでしょうか。

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