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医薬品情報の提供事例と副作用 – 患者さんを症状からみる3

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医薬品情報の提供事例

スルピリド(商品名:ドグマチール)は150mgだと胃・十二指腸潰瘍、150〜300mgでうつ病・うつ状態、300〜600mgで統合失調症と、用量により効能効果が違います。
一応それぞれの適応症に適宜増減のただし書きはありますが、それでも胃・十二指腸潰瘍の適応があるのはドグマチール錠50mgとドグマチールカプセル50mgだけで、ドグマチール錠100mgと200mgにはその適応はありません。

ベンゾジアゼピン系のエチゾラム(商品名:デパス)には腰痛症などの筋緊張の適応症があります。薬理学の教科書にはエチゾラムは向精神薬に分類されていることが多いようですが、法的には向精神薬の扱いを受けていません。

ゾルピデム(商品名:マイスリー)は、統合失調症および躁うつ病に伴う不眠症の場合、効能はありません。
頭痛によく使われるロキソプロフェン(商品名:ロキソニン)ですが、実はこれには頭痛の適応症はありません。・・など挙げればきりがないです。

適応症については保険申請の問題は当然ありますが、それ以外にも服薬指導を誤らないようにすることがより大事です。

適応の取れていないものには様々な理由があります。
メーカーの方針で承認申請をしていないものもあれば、副作用が問題になるケース、厚生労働省の方針などケースバイケースですが、大事なことは単に適応症や適応外の使用を丸暗記するのではなく、服薬指導を視野に入れて適応が取れていないものについては、なぜその適応が取れていないのかまで知っておくことが必要でしょう。
 
 

副作用

副作用
薬には副作用がつきものです。副作用の説明やチェックは慎重を要する部分もあります。あれもこれも副作用があるというだけではやたら心配をあおるだけになります。

なるべく発生頻度を注意してみるようにして指導につなげます。眠気が10%くらい出ていますとか、1000人に1人か2人で発疹が出ますといったような指導が適切です。

また個別に副作用の症状を追い回すのではなく、抗コリン作用や副交感試験への作用など、できるだけ薬の作用機序から捉えるように心がけたほうがよいでしょう。”

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