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疑義照会・医薬品情報 – 患者さんを症状からみる2

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服薬指導でも、風邪薬が出ている場合、咳は出ているか、鼻炎症状はあるか、喉に痛みはあるかなど、簡単でよいので薬と症状に矛盾がないかなど日頃からチェックすることが大事です。
 

 
 

疑義照会

車の運転
そして、患者さんが車の運転をするなら運転上の注意、例えば眠気はなくても反射神経が遅れるのであまりスピードを出さないようにと注意をするとか、熱で食事できないときに薬を服用してよいかなど、適正使用の観点から患者さんの情報があれば、有用な服薬指導はいくらでも可能になります。

 
ところで読者の皆さんは、疑義照会にいたるまでの情報源はどこにあるとお考えでしょうか。多くの場合、処方箋の中から探しておられるのではないでしょうか。実は、それは処方箋の中ばかりではなく患者さんからの情報にも多くあるのです。

ある薬局で薬歴記載の内容まで遡って、患者さんからの情報による疑義照会比率を調査したところによると、その時の結果は45%でした。
他の調査でも安全性関連の疑義照会のうち、患者さんからの訴えによるものが46%であったという報告があります。

患者さんからの情報はこのように処方箋情報に匹敵するくらい価値ある情報が含まれているのです。

つまり処方箋をいくら眺めていても処方チェックのための情報は不足しているのです。このことからも、いかに患者さんとの会話が重要であるかがよくわかると思います。
 
 

医薬品情報

講演会
医薬品情報というと何を思い浮かべるでしょうか。
多くの薬剤師の方は、添付文書やインタビューフォームではないでしょうか。あるいは勉強会や研究会や学会であったり、何かの講習会からも医薬品情報を得ることもあるでしょう。

添付文書やインタビューフォームには実にたくさんの情報があります。しかし、これらをただ漫然と眺めていても有効な情報を得ることができません。

ではアウトプットから考えた場合、どのような情報が重要なのでしょうか。

効能効果や用法用量を知っていることは薬剤師として当たり前といえば当たり前かもしれません。ですが、注意が必要なケースもあります。

プランルカスト(商品名:オノン)は、カプセルは鼻炎の効能がありますが、ドライシロップには鼻炎の効能はありません。
モンテルカスト錠(商品名:キプレス)はキプレスチュアブル錠5mgだと気管支喘息が効能ですが、キプレス錠5mgでは気管支喘息のほかにアレルギー性鼻炎の効能があり、同じ有効成分量の製剤でも剤型が違うこの2つでは効能が違います。”

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