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DTC広告~戦術(マーケティング・ミックス)策定

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DTC広告

DTC(DirecttoConsumer)広告とは、製薬会社が一般消費者(患者・生活者)向けに行う直接広告を意味する。
テレビ・ラジオでのコマーシャル、新聞・雑誌広告、交通広告、インターネット広告、Webサイトへの製品関連情報などが該当する。

わが国では医薬品等適正広告基準(厚生労働省薬務局長通知)により医療用医薬品を一般消費者の目に触れる媒体に広告することは禁止されているため、現在行われているDTC広告のほとんどは疾病啓発広告(疾病広告)と企業広告である

疾病広告

疾病広告は新聞、テレビなどマスメディアを媒体とし、片頭痛、うつ病、爪白癬、高脂血症、不眠症、花粉症、喘息、排尿障害、認知症、シェーグレン症候群、ED、C型肝炎などが実施されてきた。

最近では逆流性食道炎、睡眠障害、IBS(過敏性腸症候群)の広告が行われるなど拡大の兆しがある。
疾病広告の目的は潜在患者の発掘と受診促進、受診患者の継続した治療促進による薬物治療患者数の増加である。
併せて製薬会社の知名度向上と信頼感の醸成が期待できる。

患者(生活者)病気への関心・予防意識を高め、早期発見・早期治療の意識が向上するメリットがある
反面、患者に誤った知識を与えるなどのリスクも指摘されており、実施に対しては製薬会社と医療関係者による事前の十分な検討が必要である。

今後の課題

今後の課題は、1.啓発すべき疾患として適切な疾患は何か、2.患者(生活者)にどんなメッセージを伝えるべきか、3.費用対効果の観点よりターゲット患者(生活者)にあったメディアの選択方法はどうあるべきかなどである。

企業広告はイメージアップを目指して実施されるものであるが、広告で認知度が上昇しても必ずしも安心感や信頼感が増して製品普及が促進されるかはわからない。
ただし、広告を通して製薬会社への関心が高まりホームページを閲覧するといった行動の変化は期待できる

DTC広告ではこれらのほか、後発医薬品の普及を目的としたジェネリック広告と治験参加者の募集を目的とした治験広告などがある。

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