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アンメット・メディカル・ニーズの定量的評価

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アンメット・メディカル・ニーズ(UMNs)は広く使われる用語だが、これを定量的に評価する共通の物差しがないところが難点である。

疾患別にUMNsを評価

ヒューマンサイエンス振興財団が医療関係者へのアンケート調査を行い、疾患別にUMNsを評価して治療満足度と薬剤の貢献度の相関関係などを検討した。
しかしこの評価結果はUMNsのおおよその傾向を把握するには効果的だが、定量的な面からみると課題がある。

また疾患重症度および治療の有効性と安全性、剤形、投与回数など利便性からUMNsを評価したものもあるにはあるが、重症度の低い疾患ではUMNsが低く評価されていたり、評価している対象疾患数が少ないといった面で問題がある

UMNs調査票を作成する

そこで、UMNs調査票を作成することを提案する。
調査票を用いてUMNsが客観的、定量的に評価できれば、研究指向領域と疾患を策定するに際して役立つだけでなく、製品コンセプト・プロファイルを定めるうえで意義深いと考える。

医療関係者、製薬会社関係者、医療統計者により実用的なものが完成することを期待する

患者が知りたい情報と製薬会社が医療関係者に伝達すべき情報

医療関係者は患者(家族)の心情を汲み取りながら診療を行っている。
同様に製薬会社(MR)が医療関係者に情報を提供する場合も、常に患者のことを念頭におきながらコミュニケーションする姿勢が大切である。

患者が薬物治療を受ける際に知りたい情報は病気と重篤度によっても異なる。
患者が知りたい情報は医療関係者も知りたい、または知っておくべき情報である。

従って、MRが医師・薬剤師に情報提供を行う場合に留意したいことは、自社品の有効性・安全性における特長を我田引水で伝達するのではなく、科学的根拠に基づき治療法における自社品の位置づけ、競合品との客観的な比較、安全な服薬・与薬のための情報を提供することである。

また、自社品の関連領域や疾患に関する最新の医療技術、診断・治療ガイドラインなどの情報、患者への服薬指導情報を提供することも、医療関係者との信頼関係を高めるために不可欠である

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