HOME > すべての記事 > 医療体制の現状と今後 > 変化する病院薬剤師の役割 – 医療体制の現状と今後3

変化する病院薬剤師の役割 – 医療体制の現状と今後3

1037view

 
 
医療体制の現状と今後1 医療体制の現状と今後2に引き続きご紹介します。

病院機能に応じ特定機能病院、地域医療支援病院という類型がある

・特定機能病院
特定機能病院は、病院のうち高度の医療を提供する能力を有する等の要件に該当するもので、病院からの申請に基づき、社会保障審議会の意見を聴き、厚生労働大臣が承認する。大学病院の本院やナショナルセンター(国立がんセンター中央病院、国立循環器病センター等)が該当する。

・地域医療支援病院
地域医療支援病院は、地域における医療の確保のために必要な支援に関する要件に該当し、その所在地の都道府県知事の承認を得たもので、原則として他の病院・診療所からの紹介患者に対して診療を行い、地域の保険医療機関と連携しながら地域医療の充実を図る病院である。


変化する病院薬剤師の役割

病院が配置しなければならない薬剤師数は医療法施行規則が定めている
医療の高度化、高齢化社会の急速な進展、患者意識の変化等を背景に、病院においても従来の医師を頂点とした「ピラミッド型の医療」から、患者を中心とし、医師、薬剤師、看護師等の医療従事者による「チーム医療」に変化している。病院薬剤師の業務も、従来の外来患者の調剤業務中心から、入院患者への服薬指導を中心とする病棟活動へ質的変換が求められている。

原則として、病院および医師が常時3人以上勤務する診療所には、専属の薬剤師を置く必要がある。病院薬剤師の員数に関しては、1998(平成10)年11月に公布、12月に施行された「医療法施行規則の一部を改正する省令」によって、従来の調剤数のみに基づく基準から、入院は外来と切り離し、患者数単位に、外来は処方せん枚数単位へと変更されている。


病院薬剤師の役割を理解しよう

病院薬剤師の業務として、薬剤師法で定められている任務としての調剤業務のほか、製剤業務、医薬品管理業務、医薬品情報管理業務、薬剤管理指導業務等がある。近年、調剤については注射薬調剤、製剤業務ではIVH(経静脈栄養療法)に用いる輸液の調剤、治験薬の管理等の業務が注目を集めている。
・調剤業務
従来、薬剤師が医師等による処方せんに従って薬剤を調整することを「調剤」といっていたが、薬物療法の進歩や薬剤師の役割の変化とともに、合併症や他科受診による相互作用、長期連用による副作用の発現、高齢者の薬用量の設定等が問題となっており、処方監査と服薬指導も含む、これら広い意味での「調剤」が重要となってきている。

>> 「現役薬剤師の転職体験談」に進む

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

掲載中の案件一覧

「医療体制の現状と今後」カテゴリの関連記事