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国民のために~薬局間競争 – 医薬分業ネクストステージ4

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日本薬局方に収載されている医薬品は、酸化マグネシウムや塩化ナトリウム、乳酸カルシウムなど長く使用実績もある医薬品が多く、これらを一般名扱いにすることに支障はないはずですが、現状では販売名どおりの調剤が求められています。

あるいは、新薬扱いの薬でもクラリスとクラリシッドのように同じ工場で製造されているものでも販売名が違うというだけの理由で代替調剤が許されていません。

それだけではありません、カプセル剤を先発として錠剤をジェネリック医薬品として製造承認されたものでも、製造承認申請時に同等性のデータが取得され承認されているものも多くあるにもかかわらず、剤型を超えての代替調剤が許されていません。

同等を建前として承認しているはずなのに、違うものという扱いをするというのは制度として矛盾そのものです。

将来は、例えば緊急時の場合など条件づけも視野に入れてもう少し広く代替調剤の範囲を広げる方策とるべきだと思います。
 

 
 

薬局間競争

welcome
現状で医薬分業の目に見えるメリットが少ないという声もありますが、メリットが出るような利用の仕方や仕組みがなければメリットが出てこないのは当然ではないかと思います。

そして、この代替調剤が進むことによって、初めて薬局間の競争が起こりえます。
現在の状況は少々サービスが悪かろうが、広告宣伝を怠ろうが、門前の医療機関の患者さんは門前薬局へやってきます。

そこには他業種でいう顧客サービスという観点はあまり必要ではありません。
法に触れずに門前の医療機関とさえうまくやっていれば経営は安定するわけで、「門前薬局のお客は門前の医療機関と行政だ」とさえ揶揄されてしまう状況です。

ここに薬局間競争が起これば、薬局サービスの向上につながることも期待できます。そういう意味でも代替調剤は、薬局の質の向上への鍵といえます。
 
 

国民のために

国民
処方箋中に医師が変更不可としない限りは、薬局の判断のみでジェネリック医薬品を調剤することが可能となった制度には薬剤師の間にも戸惑いがあるようです。
ですが、この制度は薬局での処方箋応需のための医薬品在庫の問題を除いても、国民のためにも薬剤師のためにもたいへんよい制度だと思っています。

薬剤師がジェネリック医薬品の選択をするということは、国民のためになります。

その理由は、ジェネリック医薬品の選択にはどの職種が一番向いているかを考えてみればわかります。これは薬剤師をおいて他にはありません。

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