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薬剤師と患者さんとの共同確認作業 – 透明な薬袋の効果的な使い方

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服薬指導に否定的な患者さんには丁寧な服薬指導も逆効果になることすらあります。

まだまだ現在の状況では「医者がいるのに薬剤師が何をするのか」という考えの患者さんも高齢の方を中心に根強くあります。

ある程度相手のニーズに妥協し、引くところは引くことも必要です。それには短い会話の中で相手の顔色や反応に神経を集中する必要があります。
早く帰ろうと思っている患者さんを無理に引き伸ばしてよいことはありません。

こうした時に裏が透明な薬袋は大きな武器になります。
 

 
 

透明な薬袋の効果的な使い方

薬
また、患者さんの面前で確認するということはミスの発見としても有力な手段です。

普段飲んでいる薬と違うと気づくケースも多くあります。
また、最近多いメーカーによる包装やシートの変更にも対応しやすくなります。
確認時にシートが前と違うと気づけば、そこでメーカーのシート変更の説明をすれば患者さんに納得してもらいやすくなります。

最近は、シートの色がまるで変ってしまったり大きさが変わることも稀ではありません。後で何か違うと患者さんが不信感を抱いてしまうより、一度薬剤師と患者さんの間で共同確認作業をしておくと安心して飲んでもらうことができます。

また、この「共同で」というところがポイントです。あってはならないことですが万一調剤ミスをしても、ある程度軽微なミスの場合では患者さんの側にも自分も確認に参加したという意識があり多少怒りが和らぐという効果があります。
 
 

地道な努力が大事

努力
これらのことを効率的に行うには、やはり裏が透明な薬袋を使うのが一番です。

全透明の薬袋もありますが、全透明にしてしまうと服用タイミングなど薬袋に記載してある重要な情報が読み取りにくくなります。1つや2つの種類の薬しかない場合は別として、薬の種類が増えたり服用タイミングが複雑な場合、全透明のものはわかりにくく確かに向いてないと思います。

これが裏面だけ透明だと表面で毎食後などの服薬タイミングが確認でき、裏に返すと薬の実物が確認できて薬を渡す時だけでなく、薬を渡した後の飲み間違いの防止にも貢献できます。
こうした努力は小さなことで取るに足らないことのようにも見えますが、地道な努力と続けていくことを疎んではいけません。

自動車メーカーとして世界的に圧倒的な力を見せているトヨタですが、あれだけの企業を作り上げる原動力になったのは、一つ一つの小さな現場改善の積み上げだということを忘れてはいけないと思います。
 
 

まとめ

  • 一度薬剤師と患者さんの間で共同確認作業をしておくと安心して飲んでもらうことができる
  • 裏が透明な薬袋を使うのが一番

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