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経営トップの責務・MRの行動基準 – MRのプロモーション活動上の規制3

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前回に続き、医療用医薬品のプロモーションコードの主な内容を示す。

経営トップの責務
本コードを遵守していくうえで、経営トップの姿勢が極めて重要であるとの認識から、以下の2項目が取り上げられている。

  1. 本コードの精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範のうえ、関係者への周知徹底と社内体制の整備を行う。
  2. 本コードの精神に反するような事態が発生したときは、自らの責任において問題解決にあたり、原因究明、再発防止に務める。

MRの行動基準
MRは医療の一端を担う者としての社会的使命と企業を代表として医薬情報活動を遂行する立場を十分自覚し、決められた7項目を誠実に実行するとしている。

MRは常に患者を念頭に置き、「薬物治療のパートナー」として、医薬品の適正な使用に向け、倫理観に基づいて患者さんと医療現場に役立つ情報の提供・収集・伝達を実践するように期待されている。また、MRは良識ある社会人として行動するよう求められている。
 
プロモーション用印刷物および広告等の作成と使用
プロモーション用印刷物、専門誌(紙)における広告、医療関係者向けウェブサイト、スライド・VTR等のプロモーション用視聴覚資材、およびその他のプロモーション用資材は、医薬情報の重要な提供手段である。これらのプロモーション用ツールの作成と使用については、9項目の記載が求められている。

プロモーション用印刷物および広告の作成と使用については、薬事法および製品情報概要記載要領等の自主規範に従い、記載内容を科学的根拠に基づく正確、公平かつ客観的なものにすることが求められている。
 
製造販売後安全管理に関する業務および製造販売後調査等の実施
製造販売後の医薬品の適正な使用方法の確立という目的を正しく認識し、製造販売後安全管理に関する業務および製造販売後調査等は科学的正当性に則り、かつ、関係法規と自主規範を遵守して実施し、販売促進の手段としない。
 
試用医薬品の提供
試用医薬品は医薬情報提供の一手段であり、医療関係者に当該医薬品の外観的特性を伝え、あるいは品質、有効性、安全性等に関する確認、評価の一助として用いられるものである。

試用医薬品の提供に際しては、必ず医薬品に関する情報を伴い、提供料は必要最小限にとどめる。
 
講演会等の実施
医療関係者を対象に行う自社製品に関する講演会等は、出席者に専門的情報を提供する学術的なものとする。

講演会等の開催場所については目的に適う適切な場所とし、原則、国内で開催する。講演会に附随しての飲食や懇親行事、贈呈品を提供する場合には華美にわたらぬようにし、製薬企業の品位を汚さないものとする。

また、講演会等に附随して提供する金銭類の提供は、旅費(交通費・宿泊費)、役割者(演者・司会者)に対する講演料等の報酬に限定する。

なお、随行者の懇親行事への参加は認めず、旅費も支払わない。

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