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改革進むMRの教育研修と実務に即した研修内容へ見直し – MRの認定制度3

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改革進むMRの教育研修

MR認定試験も導入から10年が経過し、MR教育研修カリキュラムや教育研修方法についても新たな検討が求められている。

近年、「教える研修」から「自ら学ぶ研修」へと教育研修の理念が変わってきている。研修テキストからティーチングスキルまで含めた見直しが始まっているといってよいであろう。
 
 

MR認定制度の抜本改革で報告書

話し合い
薬学教育が2006(平成18)年から6年制を導入し、モデル・コアカリキュラムを基本とした臨床教育を取得した薬剤師が2012(平成24)年に卒業して、医療の現場や製薬企業で働きだした。

また、医学教育においても、社会の医療に対する高い期待があり、そのニーズに応えるため、医療に携わる者の質の資質向上が不可欠であり、新たなモデル・コアカリキュラムが作成され、教育が実施されてきている。

財団法人医薬情報担当者教育センター(MR教育センター)は、これらの環境の変化に対応するため、またMR教育研修の質を高めるため、MR教育研修制度の見直しが必要になっていると考えた。

そのため、2005(平成17)年11月、教育研修委員会の下にプロジェクトを設置した。プロジェクトは1年強の検討を行い、「より効果的で効率的なMRの教育を目指す」ことと「段階的にMR認定試験の受験資格を拡大する」ことを骨子とした検討結果を2007(平成19)年3月に報告書(MRの教育研修制度およびMR認定制度の抜本改革報告書:MR教育センター)にまとめて公表した。
 
 

実務に即した研修内容へ見直し

報告書の検討結果(抜粋)は以下のとおりである。

疾病と治療の範囲とレベル
薬物療法のパートナーとして位置づけられるMRが、どの程度まで薬物治療の知識が必要かについて検討する。
⇒現在のテキストは、MRの導入教育のミニマムリクワイアメントとしては、少し詳細な内容となっているので、できるだけMRの実際の仕事に近い内容を学習させたほうがよいとの認識に立つことが必要である。
 
添付文書と薬剤関連科目の統合
現行の導入教育の添付文書と薬理学、薬剤学をまとめて統合科目とすることを検討する。
⇒従来の縦割りの学問ではなく、統合科目としてMRにとって必要な内容に整理する方が望ましい。MR活動の実務に必要な内容や薬物治療のパートナーとして臨床薬物治療の基礎的な理解を深めるためにもこのような検討が必要である。
 
PMS教育内容の充実
導入教育のPMSにMR活動の実務に役立つ具体例を入れた内容を検討する必要がある
⇒PMSを医療の現場で実施するのに、法制度の理解のみではMR活動には不十分である。
 
MR活動に必要な内容の充実
MR活動に必要な企画力や医療関係者の求めるMRの資質など現場で必要なスキルや情報を加えることを検討する
⇒知識中心のカリキュラムだけでは、MR活動には十分ではない。

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