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薬学的問診以外に活用できる情報と薬学管理 – 実務で役に立つ薬歴管理5

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一人でつまずいてしまうと全体に影響を及ぼすことになります。
また診察室があるわけでもなくやり取りが他の患者さんにわかってしまうケースも多く、トラブルが別のトラブルを呼ぶこともあります。

薬歴の表書きなど一目見てわかるところに服薬指導のランク分けを書いておくことはやはり必要かつ有効な手段だと思います。

ランク分けして薬歴の表書きに記載することにより、薬剤師のほうにもあらかじめ精神的な準備もできますし、その分他の上位ランクの患者さんには手厚い服薬指導を行うことができます。

本来医療行為は法律的には委任契約といわれています。患者さんが求めていないことを押しつけるのは、そもそも行為の前提がスタートしていないとも考えることもできます。やはりそれぞれに応じてそれなりの対応をすることもやむなしではないかと思います。

ただし、そうは言ってもあくまで切り捨ててしまうのではなく、寄り添うという姿勢は最後までは必要であることは言うまでもありません。
 

 
 

薬学的問診以外に活用できる情報

患者さん
このように単なる保険の7項目の薬学的問診以外に活用できる情報はたくさんあります。また、これらの情報は保険の7項目をうまく聞き出すための手段にもなります。

現状の保険薬局のSOAPの使い方は、多くは保険の7項目を軸とした調剤日ごとの記録になっていると思います。しかし、これに拘泥していると保険薬局では服薬指導の効率を上げることは難しくなります。

そこでPOCKETSはいわば実務上の7項目ですが、これは当然毎回聞いたり情報収集するものではなく、どちらかというと表書きに収集できた内容を少しずつ蓄積したり改定していくといういわば表書き7項目です。

服薬指導の前に一瞥するだけで患者さんとの会話がかなり楽になり薬学管理もしやすくなります。患者さんをその日その日のバラバラの情報から追いかけるのではなく、患者さんそのものがあって、それをPOCKETSで捉え、その細部に調剤日ごとの保険の項目やSOAP記載事項があると考えたほうが捉えやすいと思います。
 
 

薬学管理とは

シロップ薬
そもそも薬学管理とはどのようなことなのでしょうか。
これを「患者さんを薬学的にどう心配するか」とうまく言われた方がおられますが、私も端的にはそういう表現になると思います。

この「患者さんを」という点が大事です。

まず処方箋を受け取ると多くの薬剤師はその中の薬同士に相互作用がないか、量が多すぎないかなどのチェックをすると思います。それは確かに大事なことですが、その前にまず処方が正しいかどうかを確かめなくてはいけません。

白内障でない患者さんに白内障の薬が出ていたりしていないのではないでしょうか。これを確認するには患者さんと話をして確認する必要があります。

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