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POCKETS~生活パターン、勤務体系・服薬指導のランク – 実務で役に立つ薬歴管理3

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薬の服用状況も毎回SOAPで追い回すよりも、全体的に飲み忘れが多いといった捉え方のほうが薬学管理には役立つことがあります。病名や症状はわかる範囲で記載しておくとよいでしょう。

○月○日高血圧でアダラートLスタートとか、○月○日風邪でPL顆粒というように、利用しやすい形で病名や症状をまとめておくと服薬指導に大きな力を発揮します。

特に近年は疾病構造が変化し、昔のような感染症などの急性期よりも慢性疾患の比率が増えています。高血圧や脂質異常の疾患のうえに急性期の風邪や中耳炎などの疾患がかぶってくることも日常的にあります。

こうした症状の変化を上手く捉えるために、日々のSOAP管理という線だけで捉えるのではなく、患者さん全体を面で捉えることが大事だと思います。
 

 
 

生活パターン、勤務体系(Time Schedule)

食事
勤務については、工場の3交代勤務や夜間勤務などでは薬を飲むタイミングが問題になります。
あるいは食事が不規則か朝食を抜くことが多いかなどを薬歴の表書きやレセコン入力時にポップアップなどのメモでわかるようにしておくととても便利です。

入院患者さんと違い外来の場合、食事のタイミング一つとっても様々です。高齢の方は1日2食の方もあれば、中学性で1日4食という人もいます。毎食後の薬をいつ飲むかについても簡単なようで、意外と様々な問題があったりすることもあるのです。

例えば朝食を抜く方は多いようですが、朝食後に薬の服用が必要な場合、食事をしなくても服用するのか、食事をしなくても服用するのか、昼食後や夕食後に服用するのか、あるいは1日スキップするのか、その対処を指導しておいたほうがよいでしょう。
 
 

服薬指導のランク(Sign)

ランク
少なくとも現状の日本においては、患者さん一般に薬剤師の仕事が理解できているとは言えません。これは患者さんの側のみの問題ではなく、薬剤師や行政も含めて国全体の課題です。
ですが、現場ではやはりそこはそれなりの対応をする必要があります。

そこで、服薬指導受け入れの可能性に応じてランク分けをしてみてはどうでしょうか。質問も多く服薬指導を十分受け入れない、もしくは極端な要求をする、会話が成立しないなどの人をランクD(Danger)とします。それ以外として、こちらからの開いた質問に答える人をB、閉じた質問にしか答えない人をCとして管理します。

あまり区分を多くすると使い勝手が悪くなるので3から4段階くらいが便利です。
あるいはリスクマネージメントとしてDランクのみ記載するという方法もあるかと思います。

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