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医薬品情報を提供するさまざまな手段 – その他の医薬品情報提供手段1

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医療関係者等に医薬品情報を提供するさまざまな手段を知っておこう

添付文書はA4判で、原則4頁以内のものであるため、記載される情報量には限度がある。また、医療関係者が改訂された添付文書を入手するまでに時間がかかることが多い。このため、添付文書の内容を補完する、あるいは添付文書の改訂内容を迅速に伝達するために、種々の情報文書等が作成、提供されている。
 

医療用医薬品製品情報概要は添付文書+αの情報が掲載されている

製薬企業が作成する医療用医薬品製品情報概要(製品情報概要)は、医師を中心とした医療関係者に、医薬品を適正に使用してもらうために作成される総合的な情報を記載した冊子である。製品情報概要は、医薬情報担当者(MR)等が当該医薬品の適正使用情報を提供するときに用いている。
製品情報概要は、日本製薬工業協会(製薬協)が策定した「医療用医薬品製品情報概要記載要領」に基づいて作成される。その内容は、添付文書の記載項目・記載順序・記載要領に則り、図表等や根拠となる試験方法、解析方法等を入れたものとなっている。
製品情報概要は、科学的根拠に基づく正確、公平かつ客観的なものでなければならない。そのため、有効性に偏ることなく、副作用等の安全性に関する情報も十分に記載されたバランスのとれたものになるように配慮されている。
2001(平成13)年以降に承認され、市販直後調査を指示された新医薬品については、市販直後調査のロゴマークが表示され、市販直後調査期間が明記されている。
 

医薬品インタビューフォームは病院薬剤師がほしい情報、という視点で構成されている

医薬品インタビューフォーム(以下、IF)は、薬剤師を中心とした医療関係者が医薬品の評価や薬学的管理を行ううえで参考となるように配慮された情報文書である。
情報文書としてのIFの位置づけは、次のとおりである。
・添付文書を補完するものであり、薬剤師が当該医薬品について専門的評価を行う重要な資料である。
・薬剤師がMR等から当該医薬品の説明を受け、検討するものである
・日本病院薬剤師会が記載要領を作成し、当該医薬品の製薬企業が作成および提供しているものである。
・IFに不足している情報および記載しがたい情報は、薬剤師がMR等のとのインタビューで随時追加する。
・当該医薬品の使用上の注意等の追加、改訂の情報は、製薬企業からの情報をもとに薬剤師が随時追加する。

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