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調剤するのは処方せんを確認してから – 麻薬および向精神薬の取り扱い3

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盗難、紛失には速やかに対応

薬局は、所有していた麻薬が盗難にあったときや紛失したときは、必要事項を記載した届出書を都道府県知事に速やかに届け出なければなりません。
また、ある種の向精神薬について、一定数量以上の盗難や紛失があった場合にも、必要事項を記載した届出書を速やかに、都道府県知事に届け出なければなりません。

薬局は、所有していた医薬品である覚せい剤原料が盗難にあったときや紛失したときも同様に、速やかに都道府県知事に届け出なければなりません。
 
 

調剤するのは処方せんを確認してから

麻薬を含む処方せんを麻薬処方せん、向精神薬を含む処方せんを向精神薬処方せんと呼びます。麻薬は麻薬処方せんに、向精神薬は向精神薬処方せんに基づかなければ調剤できません。また、これらの処方せんを持参した者以外には、麻薬や向精神薬を譲り渡すことができません。

麻薬処方せんは、都道府県知事から麻薬施用者の免許を受けた医師、歯科医師などのみが交付することができます。薬剤師が麻薬処方せんを調剤するにあたっては、必要事項が処方せんに記入されていることを確認しなければなりません。
 
 

麻薬Gメン

麻薬
麻向法に基づいて麻薬の取り締まりに当たる国の職員が、麻薬取締官(麻薬Gメン)です。麻薬Gメンというと、ドラマや映画ではとかく「かっこいい」取り上げ方がされるのですが、実際には根気のいる、ときには努力が報われないこともある、たいへんな仕事です。麻薬Gメンのそのような姿は、大沢在昌が直木賞を受賞した、新宿鮫シリーズの「無間人形」で描かれています。

麻薬取締官も麻向法で規定されているのですが、おそらく皆さんはご覧になったことがないと思います。わずか5条(第54条から第58条)ですが、なかなか興味深いことが規定されています。

麻薬取締官は、麻薬、大麻、覚せい剤などに関する犯罪に対して、刑事訴訟法による「司法警察官」です。そのため麻薬取締官は、刑事ドラマでよくみられる警察手帳を持っています。また、麻薬取締官は拳銃を携帯することも認められています。

さらに、麻薬取締官は犯罪捜査にあたって、厚生労働大臣の許可を得たうえで、「何人からも」麻薬を非合法に受け取ることを認められています。法的に譲り受けることができないはずの麻薬を譲り受けるのですから、譲り渡した相手は麻向法違反になります。つまりおとり捜査が可能なのです。

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