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医薬品卸企業の機能の充実と強化 – 医療における医薬品卸の貢献2

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医療における医薬品卸の貢献1に引き続きご紹介します。

医薬品卸企業の機能の充実と強化

  • 物流システムの再構築
    物流については、効率化の観点から、各支店の物流機能をメガ物流センターに集中させ、物流コストの削減に取り組む企業がある。一方、医薬分業の進展に対応するため、多頻度少量配送が可能な支店の物流機能の充実を図り、顧客ニーズに応えようとする企業がある。このように物流システム再構築に向けた2つの大きな流れがある。
  • 発注業務のIT化の推進
    近年、IT化の進展に伴いモバイル(携帯発注機)の使用によって、医薬品販売担当者(MS)からの商品発注がいつでも、どこでも可能となった。これにより、発注時間の分散化と効率化が図られた。さらに、EOS(電子発注システム)は、直接、卸のコンピュータで受注ができる等、インフラ整備が進んでいる。
  • DI(Drug Information)活動の積極的な展開
    医薬品情報提供の努力義務を果たすため、医薬品卸企業は医薬品の有効性・安全性等についての情報を医療関係者に提供するDI活動に取り組んでいる。今後、DI活動を充実し、積極的に医薬品の品質や安全性の確保に努めていく。

MSの使命と役割を理解する

販売の専門職という意味のMS
医薬品卸企業の医療用医薬品販売担当者のことを、MS(Marketing Specialist:医薬品販売担当者)という。大病院を担当するMSの活動は、主として受注対応と製品の納入、代金回収ということが多い。情報活動としては、DI(Drug Information)の伝達、包装変更のお知らせ文書の配布等が主である。中小病院・診療所を担当するMSの活動は、ほぼ毎日、医師と面談し、取引メーカーの医療用医薬品、試薬、医療機器等の販売活動や医薬情報の提供を行う。また、病院経営のコンサルタントとしての役割も今後は期待されている。

MSの使命は医薬品と情報の安定供給

MSがその使命を果たすということは、日常の業務の中で卸機能を充実し、着実に実践していくことである。医薬品卸企業の基本的役割は、医薬品を安全かつ安定的に供給することにある。
MSが使命を果たすには、以下の事項を確実に実践することである。
 
・医薬品の品質、有効性、安全性を確保すること
・安全かつ安定的に供給を行うこと
・多種多様なニーズに対応すること
・専門的知識、能力をもつこと
・医薬情報を伴った営業活動を行うこと
・迅速、的確に配送すること

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