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医薬分業のメリット・保険薬局の選択基準 – 医薬分業の誤解3

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日本薬剤師会などが呼びかけているように、自宅や勤務先など近くにかかりつけ薬局をもち、そこにどの病院・医院の処方箋でも持っていって一元管理をするのが一番よい方法です。

しかしながら、現在の日本ではなかなかそういう実態はありません。
どうしてこのような状況になってしまったのでしょうか。

これについては後ほどもう一度考えることにして、そもそも医薬分業は日本の国民の間ではどのように理解されているのでしょうか。
 

 
 

医薬分業のメリット

コスト
一般の患者さんの中には医薬分業になると薬を早くもらえると思っている人は多いと思います。事実、ある保険指導を行う立場の行政官が大手の薬局チェーンの社長に「医薬分業は何のため?」と聞いたところ「薬を早く出すため」と答えて、いくら考えてもそれ以上の答えは出てこなかったということがあったそうです。

確かに大きな病院の前に立ち並ぶ門前の薬局では早く薬を出すことぐらいしかメリットがないのかもしれません。

しかし、それだけがメリットだとすると、院内と院外の薬剤費や手間の差を考えるとコストがかかりすぎると指摘されても仕方がありません。少なくとも薬を早く出すために医薬分業があるというのは間違いです。

結果としてそうしたメリットが生ずるケースはありますが、薬を早く出すには自動化が一番効果的であり、そのために病院の前に都会の一等地に負けないほどの高い値段の土地を買い、さらにそこに新たに山小屋のような薬局を建てて医薬分業などする必要はありません。そのコストを病院のIT化や機械化に回せばより効果的かつ効率的に行えます。

しかしながら、こうした薬を早く出すための医薬分業を一部の薬局が宣伝してしまったために、一般の患者さんまでが医薬分業が薬を早く出すための制度であると誤解してしまったところはあります。
 
 

保険薬局の選択基準

待ち時間
ある調査によると薬局での待ち時間が平均で15分を超えてくると患者さんが長いと感じるという結果があります。

また保険薬局の選択基準でも待ち時間が短いことがベスト3に入っています。

いわゆる基幹病院では1時間2時間待たされることはざらですから、いかに患者さんが保険薬局に期待する待ち時間が短いものかわかると思います。行政の行った調査でも病院や医院の選択基準で待ち時間がこのような上位になることはまずありません。

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