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薬局開設の許可 – 薬剤師が知っておくべき法律知識6

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薬局という名称

店の前に「薬局」を用いることができるのは、薬局開設の許可を受けた薬局だけで、薬局以外の店が「薬局」の名前を用いることはできません。
逆に、薬局開設の許可を得た薬局は、必ず店の名前に「薬局」をつけなければならないかというとそういうことはなくて、自由につけることができます。

ただし、1993年4月に厚生省(当時)から出された通達では、薬局の名称は医薬品販売業と容易に識別できるよう「薬局」を付した名称とするよう指導しています。

前に病院や診療所の調剤所は、薬局開設の許可がなくても薬剤師が販売や授与の目的で調剤できると、と述べましたが、この調剤所は例外的に「薬局」の名称を用いることが認められています。
 
 

薬局開設の許可

薬剤師
薬局開設の許可は、店舗ごとにその店舗の所在地(都道府県)を知事に申請をして受けます。

許可申請書には薬局の平面図などの書類を添付します。薬局開設の許可には、1.構造設備の基準、2.薬剤師の数の規定、3.申請者の人的要件、が定められています。

これらの要件のいずれかに抵触すれば、都道府県知事は薬局開設の許可を与えなくてもよいことになっています。なお、薬局開設の許可には有効期間が定められていて、6年ごとに更新しなければなりません。

(1) 構造設備の基準

構造設備の基準では、薬局の面積や明るさの規定、調剤室があること、冷暗貯蔵設備や鍵のかかる貯蔵設備があること、調剤に必要な設備および器具を備えていること、などが規定されています。

なお、試験検査に必要な設備や器具については、薬局製造業の許可も併せて取得しているのでなければ、備えていなくてかまいません。

(2) 薬剤師の数

必要な薬剤師の数は、その薬局での1日の平均取り扱い処方せん数で決められています。処方せん数が40までは1人、80までは2人、120までは3人というように、取り扱い処方せん数40ごとに1人ずつ増えていきます。

1日平均取り扱い処方せん数は、前の年の総取り扱い処方せん数を業務を行った日数で割って求めます。

総取り扱い処方せん数を数えるときは、基本的には取り扱った処方せんの枚数を足していけばよいのですが、調剤の内容が比較的単純な眼科と耳鼻咽喉科と歯科の処方せんは、1枚を2/3枚として数えることになっています。もちろん、薬局開設の際はそのようなデータはありませんから、推定すればよいと決められています。

取り扱い処方せん数は毎年変わる可能性がありますから、薬局開設者は毎年3月31日までに前年の総取り扱い処方せん数を、著しく少ない場合などを除いて都道府県知事に届け出ることになっています。

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