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薬剤師でなければできないこと – 薬剤師が知っておくべき法律知識3

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法律の精神は第1条に

法律の精神は、各法律の1条に述べられていることが多いのです。

たとえば、薬事法の第1条では、「この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質、有効性及び安全性の確保のために必要な規制を行うとともに、医療上特にその必要性が高い医薬品及び医療機器の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする」と述べられています。

最近の薬剤師国家試験出題基準で示された、薬剤師が知っておくべき法律は大変多く、あまりの多さにびっくりされた方もいるかもしれません。
こういった法律を第1条から順番にみていったって面白いわけはありませんね。

法律を薬剤師としての仕事に沿って整理してみれば、法律も頭に入りやすいし、実務についてからでも必要なところだけをすぐに探せるようになるでしょう。
 
 

薬剤師でなければできないこと

薬剤師
薬剤師の任務は、調剤や医薬品の供給やその他の薬事衛生を司ることです。
薬剤師でなければ調剤はできません。

しかし、例外的に医師や歯科医師が自分の発行した処方せんにより自分で調剤できる場合があります。

ここで重要なことは、医師や歯科医師が「自分の処方せん」により「自分で調剤」することです。処方せんなしに調剤したり、看護師に調剤させたりすることが認められているわけではありません。

しかも、「自分の処方せんにより自分で調剤する」のであっても、あらゆる場合に認められているものでもありません。医師や歯科医師が調剤できる場合が、医師法および歯科医師法に規定されています。

具体的には、

  1. 患者やその看護に当たっている人が処方せんをもらわなくてもよいと申し出た場合
  2. 医師や歯科医師が暗示的な効果を期待している場合など、処方せんを患者に渡すことが診療の妨げになると判断した場合です。
    (以下、事例)
  • 処方せんを交付すると、患者に診療や疾病の予後について不安を与え、治療を困難にするおそれがある場合
  • 病状が短期間ごとに変化するためこれに対応して薬剤を投与する場合
  • 治療上必要な応急措置として薬剤を投与する場合

ちなみに薬剤師の名称は、薬剤師にのみ認められており、「調剤士」などまぎらわしい名称を含めて、薬剤師でない者が使用することは禁止されています。

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