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ことあるごとに話し合いでは大変 – 薬剤師が知っておくべき法律知識1

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ことあるごとに話し合いでは大変

1人だけの世の中ならば、好き勝手に生きても誰にも文句はいわれません。しかし2人になると、力に物をいわせて言うことを聞かせるのでなければ、何か問題が起こるたびに話し合いをするでしょう。しかし、3人、4人、10人、100人、1000人と増えていくにつれて、話し合いでの解決はだんだん困難になってきます。

だから、多くの人が共存する社会にはあらかじめ約束事を決めておくことが必要になります。社会を構成する一人ひとりの考え方や、優先順位、利害が違うからです。

こういった約束事のうちの一つで、特に皆がそれを守ることが社会にとって重要で、そのために守らない者がいたら罰則も用意しているというのが「法律」です。
 
 
ところで皆さんは普段、法律を意識して暮らしていますか?「法律が何だ!」という威勢のいい方はさておき、法律を意識していなくても、それで困ることはあまりありません。それは、皆さんがいわゆる「常識人」で、皆さんが良いと判断することが、社会全体で良いとすることと大きくずれることがないからです。

しかし、これがほかの人に影響を与えることとなると、たとえ善意に基づくものであったとしても、一人よがりの解釈は許されません。ましてや、薬剤師が関わる仕事の多くは人々の命に直結するものです。薬剤師が取り扱うものは、薬でも食品でも医療機器でも、人々の健康を左右するものです。
 
 

あなたが良かれと思っても

話し合い
あなたが新しい薬を発見して実験してみたら、ある疾患に対して劇的な効果があることがわかったとしましょう。あなたは、この薬をその疾患で苦しむ人に、すぐにでものませたいと思うでしょう。

しかし、国は法律に基づいて、あらかじめその薬について許可を得るよう要求します。本当に効果があるのか、本当に安全なのか、国民一人ひとりが自分で判断できない以上、国民に代わってそれを判断するのは国の責任だと考えるからです。

世間の人々の中にはあなたを応援する人が大勢いるかもしれません。マスコミも国を批判するかもしれません。でも、それはそれでいいのです。もしそう考える人が大勢いるならば、法律を変えればよいのです。法律は社会の約束事なのですから。

「規制緩和」もこれですね。国が法律を作るのではなくて、法律にしたがって、国をはじめとした行政機関が仕事をしているということを、行政機関の人も含めて意外と皆さんわかっていないかもしれませんね。

さて、これでどうして薬剤師が、薬剤師業務に関係する法律を一通り理解している必要があるのかの説明になったでしょうか?

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