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保険薬局の報酬「調剤報酬」の仕組みを理解する – 保険医療の仕組みと実際7

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前回までの記事の続きとなります。

保険薬局の報酬「調剤報酬」の仕組みを理解する

調剤報酬は
1.調剤技術料
2.指導管理料
3.薬材料と特定保険医療材料料
、の合算で算定される。このうち最も基本となる調剤技術料は、下記のとおり調剤基本料、調剤料および各種加算から構成される。


調剤技術料は薬局の維持運営費も含めた保険調剤の基フィー

・大型門前薬局で低く評価される調剤基本料
処方せん受付1回につき1回算定する調剤基本料は、その薬局が1ヶ月間に受付する処方せん枚数と、特定の医療機関からの処方せんが全体に占める割合(集中度)により区分されている。月間の受付処方せん枚数が多く、しかも特定の医療機関からの受付が集中している、いわゆる大型門前薬局では低い点数が設定されている。一方で、厚生労働大臣の定める施設基準に適合し、地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合、基準調剤加算が算定できる。なお、2008(平成20)年4月改定で、後発医薬品調剤体制可算が新設された。

・調剤行為に対する技術料である調剤料
調剤行為に対する技術料で、内服薬、頓服薬、浸煎薬、湯薬、注射薬、外用薬に分かれている。調剤料の加算としては
1.麻薬加算
2.向精神薬・覚せい剤原料・毒薬加算
3.無菌製剤処理加算
4.時間外加算
5.休日加算
6.深夜加算
7.夜間・休日等加算
8.自家製剤加算
9.計量混合加算
10.後発医薬品調剤加算
11.嚥下困難者用製剤加算
12.一包化加算
、がある。


薬学管理料は薬剤師の指導技術に着目したフィー

薬学管理料は
1.薬剤服用歴管理指導料
2.薬剤情報提供料
3.長期投薬情報提供料1
4.長期投薬情報提供料2
5.後発医薬品情報提供料
6.在宅患者訪問薬剤管理指導料
7.調剤情報提供料
8.服薬情報提供料
、等からなっている。


点数化して算定する薬剤料

内服薬、頓服薬、注射薬、外用薬のそれぞれについて、所定単位ごとに使用薬剤の薬価が15円以下の場合は1点、15円を超えたときは10円またはその端数が増すごとに1点を加算する。調剤報酬の1点単価も、診療報酬と同じ10円である。

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