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保険医療機関と保険薬局 – 保険調剤を始めよう2

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フリーアクセスも特徴の一つ

被保険者は、保険者が指定した医療機関や薬局において、登録された医師や歯科医師または薬剤師からサービスを受けます。ここでいうサービスとは、診察や検査や手術を受けたり、薬をもらったりすることで、療養の給付と呼ばれます。

被保険者は日本中のそういった医療機関や薬局の中から好きなところを選んでサービスを受けることができます。これが国民皆保険の2つ目の特徴で、フリーアクセスと呼ばれます。

フリーアクセスを阻害するような行為、たとえば、医療機関が患者の利用する薬局を指示する行為などは禁止されています。
 
 

保険医療機関と保険薬局

「保険者が指定した医療機関や薬局」と書きましたが、日本の医療保険では保険者が何千とあるので、医療機関や薬局がそれぞれの保険者から指定を受けたり、医師や歯科医師、薬剤師が登録を受けたりするのは現実的ではありません。そこで法律が仲立ちをします。

法律上の手続きを経て指定を受けた医療機関を保険医療機関、薬局を保険薬局と呼び、登録を受けた医師や歯科医師を保険医、薬剤師を保険薬剤師と呼びます。
 
 

保険は契約

契約
通常の保険は、当事者同士が契約を交わして成立します。

医療保険も同様に、国と医療機関や薬局との契約ですから、医療機関や薬局が保険医療機関や保険薬局の指定を受けたり、医師や薬剤師が保険医や保険薬剤師の登録を受けるのは自由意思で義務ではありませんし、いったん指定や登録を受けても、1ヶ月以上前に届け出れば自由に辞退することができます。

逆に国も、保険医療機関などに契約違反があると判断すれば指定や登録を取り消すことができます。契約を交わした以上は守らなければなりませんが、この契約の具体的な内容を示したのが、「保険医療機関及び保険医療療養担当規則(療担規則)」と「保険薬局及び保険薬剤師療養担当規則(薬担規則)」です。
 
 

保険薬局の指定を受ける

それでは薬局の立場でもう一度整理してみましょう。
まず、医療保険の下で保険調剤を行うためには、厚生労働大臣に申請をして、保険薬局の指定を受ける必要があります。申請には薬局の登録票の写しなどの資料を添付します。

保険薬局の指定は原則6年ごとに更新が必要です。保険薬局は、薬局の見やすい場所に保険薬局である旨を表示しなければなりません。

なお、保険薬剤師が開設した薬局で調剤に従事する保険薬剤師がその開設者1人しかいない場合や開設者とその開設者と同一世帯の配偶者、直系血族あるいは兄弟姉妹である保険薬剤師のみが調剤に従事する場合は、その薬局は保険薬局の指定を受けたものとみなされ、更新の手続きも不要となります。

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