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患者への報告・適応外処方での対応 – 疑義照会の効果的なやり方1

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疑義照会は、重複投与などごく一部のものを除いて保険点数がついておらず、直接的な保険請求項目がありません。疑義照会は照会そのものや照会のための調査に時間がかかるうえに、対応のよくない医師や医療機関もあります。

照会内容により、場合によっては調剤をやり直すケースもあります。法的にはあってはならないことかもしれませんが、疑義照会しても疑義が解消しないことも現実にはしばしばあります。

こうした一見経営的にもマイナス要素の多い疑義照会は、薬剤師としても避けて通れるものなら避けたいと思うのが人情だと思います。ですが疑義照会は医薬分業の要です。医薬分業を処方の検査工程と考えたときに、疑義照会は主業務と考えてもよいくらいです。
 

 
 

疑義照会の患者への報告

時間がかかる
疑義照会をする際には、時間が余計にかかることや薬剤師の仕事のPRのために患者さんに疑義照会していることをなるべく告げるようにします。

理想はその内容をわかりやすく説明するのがよいですが、万一自分の見解を医師が取り入れてくれなかった場合に後で患者さんへの説明に窮することなども考慮し、あるいは専門的な話は理解しにくいということもあるので、必ずしもあまり深い内容を説明する必要はありません。

場合によっては「医師と薬のことで打ち合わせをしています」くらいの表現でもよいでしょう。
 
 

適応外処方での対応

医者
あらかじめ医師の対応がわかる場合は、その範囲で疑義照会するということも大事だと思います。

例えば特定の適応外処方で医師もそれをわかっていて、疑義照会にも応じず、なおかつ普段から保険の審査側も看過しているような場合では、最初から疑義照会する必要はないと思います。
このような条件のケースでは、それはそもそも疑義ではないからです。

後発医薬品の先発医薬品との適応症の違いについても内容によっては同じようなことが言えます。一般に医薬品の適応外の使用については、大学の薬学部の講義や教科書に出てくる以上に多く、厳密に見れば毎日調剤していて適応外処方に出くわさない日はないと言えるでしょう。

行政の指導も保険薬剤師への指導が他の職種に対する指導と違うケースもあり、その扱いが非常に難しい場合があります。

適応外処方への対応は、現在の環境下ではこれという正答を出すことは難しいですが、少なくとも適応外であるという知識とそのメリット・デメリットや根拠は知っておくべきでしょう。ですが、その対応は一律である必要はないと思います。

この問題についても、正しいかどうかよりも役に立つかどうかという視点が大事ではないかと思います。

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