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パーコレーション法・浸剤、煎剤〜代表的な液状製剤の種類と性質3

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パーコレーション法

1. 生薬にあらかじめ侵出液を少量ずつ加え、よく混和して潤し、密閉して室温で約2時間放置する。
2. 1を適切な侵出器になるべく密に詰め、生薬が覆われるまで侵出剤を加える
3. 室温で2〜3日間放置後、流出速度1〜3mL/min で侵出液を流出させる。
4. 室温で2日間放置した後、上澄液をとるかろ過して澄明な液とする。

<容器、貯蔵>
火気を避けて、気密容器を用いて保存する。

浸剤、煎剤

<定義>
浸剤、煎剤、いずれも生薬を、精製水で熱時抽出して製した液状の製剤。

<特徴>
浸剤および煎剤は生薬の有効成分を精製水で熱時抽出した内服液の水剤である。
調整に用いた生薬の臭味がある。
浸剤と煎剤の違いは、生薬の種類、抽出すべき成分の性質によって侵出時間、抽出温度、布ごしのときの温度を区別する点であるが、画一的なものではない。
浸剤、煎剤とも腐敗しやすく、用時調整し、2日分以上の投与は避けた方がよい
ただし、適当な保存剤を使用すれば4日間の保存が可能な場合がある。

<製法>
本剤を製するとき、生薬の大きさを葉、花、全草であれば粗切、材、茎、皮、根、根茎であれば中切、種子、果実であれば細切にして、その50gを量り、侵煎剤器に入れ、侵剤、煎剤それぞれを以下の方法で製する。

<浸剤>
生薬に精製水50mLを加え、約15分間潤した後、熱精製水900mLを注ぎ、かき混ぜながら5分間加熱し、冷後、布ごしする。

<煎剤>
生薬に精製水950mLを加え、かき混ぜながら30分間加熱し、温時、布ごしする。

<容器、貯蔵>
気密容器を用いて保存する。

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