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加算はどんなときに? – 調剤報酬を計算しよう3

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加算はどんなときに?

調剤を行う際に必要とされた技術、特別な注意が必要な医薬品の取り扱い、あるいは調剤を行った時間などにより調剤料に加算することができます。
 
 

無菌製剤処理加算

無菌製剤処理とは、無菌室やクリーンベンチなどの無菌環境の中で、無菌化した器具を用いて無菌的に製剤することをいいます。

厚生労働大臣が定める施設基準に適合している保険薬局で、中心静脈栄養用輸液や抗悪性腫瘍剤について無菌製剤処理を行って調剤した場合に加算します。

医薬品副作用被害救済制度の下で救済の対象外になるものとして厚生労働大臣が指定した抗悪性腫瘍剤が、無菌製剤処理加算の対象となる抗悪性腫瘍剤です。この加算をするためには、あらかじめ地方社会保険事務局長に施設基準に適合している旨を届け出ておく必要があります。
 
 

麻薬等調剤加算

処方された薬剤の中に麻薬、向精神薬、覚せい剤原料または毒薬が含まれていた場合に加算されます。

1調剤行為について70点または8点を加算するもので、麻薬などに該当するものが何種類含まれていても関係ありません。
 
 

時間外加算等

時間外
時間外、休日あるいは深夜に調剤した場合、調剤基本料を含めた調剤技術料のそれぞれ同額、1.4倍、2倍が加算されます。ただしこの加算を計算する時の調剤技術料には、麻薬等調剤加算や自家製剤加算、計量混合加算は含めません。

時間外となる時間の基準は概ね午前8時前と午後6時以降、さらに休日加算の対象となる休日以外の休業日とされています。このうち午後10時から午前6時までが深夜の時間帯と考えられています。

また、休日加算の対象となる休日とは、日曜日、祭日と1月2日、3日、12月29日~31日です。
 
 

自家製剤加算

自家製剤とは、市販されている医薬品の剤型では対応できない場合に、医師の指示に基づき容易に服薬できるように調剤上の特殊な技術工夫(安定剤、溶解補助剤、懸濁剤など必要と認められる添加剤の使用、ろ過、加温、滅菌など)を行った場合を指し、既製剤と単に小分けするのでは算定できません。

1調剤行為に対して算定するので、投薬量や投薬日数に関係しません。
 
 

予製剤とは、特別の乳幼児製剤とは

予製剤とは、処方せんを受け付ける前にあらかじめ複数回分を製剤しておくことを指します。また特別の乳幼児製剤を行った場合とは、6歳未満の乳幼児に薬剤を調剤する時に、乳幼児が安全に、または容易に服用できるように特別な工夫を行った場合のことです。

6歳以上の小児ならば加える必要がない矯味剤を、患者が6歳未満であるために薬剤師が必要性を認めて処方医の了解を得た上で加える場合も、特別の乳幼児用製剤に該当します。

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