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注射薬で支給できるものは自己注射のためのもの – 調剤報酬を計算しよう2

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内服薬(浸煎薬、湯薬および一包化薬を除く)は「剤」が単位

調剤料は剤型などにより違っています。浸煎薬、湯薬および一包化薬を除いた内服薬の調剤料の算定の単位は「剤」です。「剤」は服用時点の違いを示すもので、服用時点が同じであれば何種類薬剤が処方されていても「1剤」です。

なお、内服薬は4剤以上については調剤料を算定できません。調剤料は、処方日数が14日以内の場合は、日数に応じて増えていきます。

たとえば処方日数が5日であれば、5点×5=25点、10日であれば、5点×7 + 4点×3=47点となります。処方日数が14日を超えると日数に関係なく定額となります。嚥下障害などがあって、市販されている剤型では薬剤の服用が困難な患者に対して、患者の心身の状況に適した剤型にして調剤した場合は、80点を加算することができます。

なお、内服用滴剤(液剤)の場合は、1調剤につき10点を算定します。
頓服薬

必要に応じて服用する頓服薬

決まった時ではなく必要に応じて服用する頓服薬の場合は、何種類薬剤が処方されていても21点を算定します。
 
 

生薬は浸煎薬、湯薬

浸煎薬とは生薬を薬局で浸煎して、液剤としたもので、湯薬とは薬局で2種類以上の生薬を混合して患者が服用するために煎じる量ごとに分包したもののことです。いずれも1調剤ごとに120点を算定しますが、算定は3調剤までです。
 
 

一包化薬は医師の了解を得た上で

一包化薬とは、服用時点が異なる複数の薬剤が処方されているときに、服用時点ごとに一包として患者に投与することです。

この場合、錠剤などはPTPなどの被包から取り出してから行う必要があります。一包化は、多種類の薬剤が投与されている患者にしばしば見られる薬剤の飲み忘れや飲み誤りを防止したり、心身の状況から錠剤などを被包から取り出すことが困難な患者に配慮したもので、医師の了解を得た上で行ないます。

一包化薬の調剤料は、処方日数が7日までは97点、14日までは194点というように計算します。
 
 

外用薬は3調剤まで

1調剤ごとに10点を算定しますが、算定は3剤までです。なお、トローチは外用薬として算定します。
 
 

注射薬で支給できるものは自己注射のためのもの

何種類薬剤が処方されていても、26点を算定します。ただし注射薬で保険薬局から支給できるものは在宅医療における自己注射のために用いられるものとして厚生労働大臣が指定したものに限られます。

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